僕はその日花嫁になった。
「やっと会えたな、俺の“花嫁”」::平凡な大学生・春は頻繁に痴漢に遭うようになった。:痴漢相手はまさかの男。:電車内で春の耳元に首筋をスンスン嗅いで、:うっとりしたように「いい匂いだ…」とつぶやく。:まるでモテ期(?)のような状況で、:ナンパもされまくる(※もちろん男から)。:困惑する日々を送っていたら、:遂に何十人もの男の集団に襲われてしまった――…!!:そんな春の窮地を救ってくれたのは見たこともない大男。:口元から覗く牙、尖った耳、鋭く長い爪。:人間には見えない彼から“花嫁”になることを:命じられてしまい――…:そのうえ「さっさと一発ヤろうぜ」と強引にキスをしかけられ!?::鬼と青年の異種間・ラブ:フェロモンが織り成すセンシティブストーリー